2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

真空管式イコライザーアンプ(6)

直流メカが動作するところまできたら真空管の測定、選別を行う。EF 86に流せるプレート電流は それ程多くない。 伝達特性を測定する。 この結果からペアマッチングを行った。 No.1とNo.6でSEPP回路を作ったところ。アイドリング1.8mA、オフセット13mVになっ…

真空管式イコライザーアンプ(5)

EF86のデータシートから伝達特性を読み取る。三極管接続の出力特性で150Vのところを見る。3点だがだいたい分かった。 ヒーターの点灯テスト。部屋の電気を消すと灯が見えるくらいである。2本直列で12Vかかっていることが わかる。 高圧部には±130Vかかって…

真空管式イコライザーアンプ(4)

フォトカプラーTLP621 のテスト。TLP621は 二段目で高圧部との絶縁と電流折り返しの絶妙な役割を果たす。 電流ゲインも数倍ある。 入力端子の取り付け EF86用に配線をし直した。これであとは基板ワークのみとなった。

真空管式イコライザーアンプ(3)

このような感じのコンパクトなアンプになる。追加工作は穴を二つ開けるだけである。 ±15V電源でドライバー段まで完成させておく。±150V電源は終段を作る時まで奥に控えている。 初段をテストしているところ。1mA流すことに成功した。

真空管式イコライザーアンプ(2)

基本のコンセプトができた。(注意 このページの図は漸次更新されます。) 光電式にしないでNFB型を採用する。これによって部品点数が少なくなる。 シャーシと電源部は既存アンプのものを流用することになる。 これは6BQ5 SEPPアンプに組めるかどうか検討し…

ドラマ 改札口 (1984)

東芝日曜劇場の一作でお見合いをテーマにしたホームドラマである。連城三紀彦氏の短編小説を脚色して石井ふく子プロデューサーが制作した。 泉ピン子扮する駅販売員と矢崎滋扮する駅員との間で生ずる、よくある恋愛エピソードに大学教授とのお見合い事案が絡…

ドラマ 獄窓記 (2005)

これは元衆議院議員Y氏の政策秘書給与の流用疑惑事件の顛末を記した『獄窓記』と言う本をドラマ化したものである。 本人が書いたものなので、真実により近いものだと考えられるが、美化もあるかもしれない。発端は関係者により仕組まれた陰謀のようなものと…

真空管式イコライザーアンプ(1)

予備実験の結果、素晴らしい音質が期待できそうなので作ることにする。 部品はイコライザー用に昔準備したもので何とかなりそうだ。 作図から始める。

3方式のカートリッジ

イコライザーの製作も一巡したのでカートリッジの聴き比べをしている。手前からDSーE1、デンオンDL103、シュアーV15 type III である。 写真はプリアンプIII とDSー E1 EQ である。 光電式専用のプリを作るのはあまりよろしくないと思う。今度は普通のカート…

プリアンプIII のメンテナンス

フラットアンプの自照式スイッチを交換し、電源部に銅箔テープを巻いた。このスイッチは早くへたってくるので、 複数用意して交換する必要がある。 金田式風のイコライザーを載せてみた。 スイッチのテスト。 シュアーV 15 type III で聴いてみたが大変良い…

ドラマ 消えた箱舟 (1988)

ホームドラマ風に描いたSFであり、今では斬新な感じがする。 ペットフードを作る会社で管理職を務めるお父さんが、帰り道で若い女性に誘われて、人類が滅亡するのであなたの家族を箱舟に招待したいと言われる。マイホームには妻と一男一女がいて、それぞれ活…

Nutube イコライザー

銅箔テープを巻いたところ。銅箔スチコンがあるが、これは元々そうであって今回巻いたわけではない。 随分音が良くなっている。しっとりしてコクがある。

3SK291イコライザーアンプ

東芝のDualgate MOS FET 3SK291をプッシュプルで使ったDC構成のイコライザーアンプである。 発振対策でゲインを少なくしたのでMM型に使う。改造してバッテリー対応にした。 電気二重層コンデンサーも入っている。 日立の3SK103より派手な音である。

リチウムイオン12V電源

通販で買ってみた。 LEDが異様に明るいのは20mA流しているからだ。そうしないと電源がスリープする。 3SK103イコライザーでシュアーV15 typeIIIを聴いている。 入力抵抗を47kΩに変更した。 音の出方が光電式に似ていると思う。中高域はそうだが、低域はやは…

光電イコライザーアンプの改造 (7)

I に銅箔テープを貼り、ノイズ対策が終了した。 これで六部作が全部対策できたことになる。三機種をバッテリー仕様にしたので、3つの回路で両方の方式を 聴くことができる。

光電イコライザーアンプの改造 (6)

IV をバッテリー化し、電気二重層コンデンサーを投入した。 揺るぎのない音である。非常に完成度が高い。

映画 無宿 (1974)

勝新太郎、高倉健主演の任侠風のドラマだが、主題は一攫千金を夢見る玄造(勝)が刑務所で知り合った錠吉(高倉)と共に、海底に沈むお宝を探すというものだ。一緒についてくる女(梶芽衣子)は吉原の女郎で、上吉の情婦だった女郎の妹である。この玄造が女…

光電イコライザーアンプの改造 (5)

III とVI のDCーDCコンバーターを銅箔テープで包んだ。 どちらもノイズがほぼ皆無となった。これは驚きである。

天草版平家物語 (2)

読了した。壇ノ浦での安徳天皇入水からが長く、六代と呼ばれる子孫がそれぞれ首を刎ねられるまでの顛末が語られる。建礼門院は大原で天寿を全うした。 この本は入手が難しいが電子テキストなら読むことができる。語彙が素晴らしく豊富で、日本文学の最高傑作…

映画 トテチータ・チキチータ (2012)

東日本大震災後の一家族の物語だが、霊的に太平洋戦争と交わる部分もあり寓話めいている部分もある。 前世家族だった三人が福島の白河市に導かれる様にしてやってくる。これは凛という少女が仕組んだことで、そこには今はもう老齢の戦災孤児百合子が一人で住…

光電イコライザーアンプの改造 (4)

純バッテリー式のI (Dualgate MOS FET)が、ついにお目見えする。 主電源部に500000μFのコンデンサーが入っている。ノイズは皆無だし、この静けさは音質にも効いている。 試聴する。バスドラがズドンとくるし、ふんわりと柔らかく美しい高域が現れる。 随分…

光電イコライザーアンプの改造 (3)

V を改造した。 あれやこれや改造した結果かなり良いところまで来た。 使い易さを優先するとこうなるが、純バッテリーだとどうなるのかも試してみたい。

光電イコライザーアンプの改造 (2)

III を改造した。魔改造というほどのレベルではない。 電気二重層コンデンサが入っている。 六部作の中で今のところこれが一番ノイズが少ない。

光電イコライザーアンプの改造 (1)

VI をさらに改造した。 DC-DCコンバーターを3Wクラスのものに変更した。 PDバイアスにはノイズが少ないと思われるシャントレギュレーターを使っている。 DC-DCコンバーターの位置を信号経路から遠ざけた。 メインシステムで試聴開始。 音はとても良い。…

天草版平家物語

亀の歩みのように読み進んでいるが、この辺まで来た。フィナーレは近そうである。 人物の呼び方が初心者には分かりにくいので、系図を自分で挿入している。本文は現代日本語で使われている気の利いた表現が次から次へと出てくるので感動的である。登場人物も…