映画 見知らぬ乗客 (1951)

アルフレッド・ヒッチコック監督の代表作で交換殺人をテーマにしたものである。主人公のガイはテニスプレーヤーでいたって真面目な青年である。自由奔放な妻との離婚問題を抱えている。上院議員の娘と付き合っていて妻との離婚が成立すれば玉の輿に乗るつもりでいる。

さてこういった状況で父親を殺したい男が列車で移動中のガイに接触して交換殺人は如何ですかと持ちかける。無論断るのだが、妻との離婚交渉が泥沼に入ると同時にあの男がガイの妻を尾行して殺してしまう。

何か人生終わりそうな状況になったガイであるが、この後あの男の粘着をかわしなんとかハッピーエンドとなるのである。ストーリーそのものはベタな感じがする。ヒッチコック監督の演出らしく冒頭には変わった目線のカメラ、中盤にカメオ出演が仕込まれている。