このアンプ無音で立ち上がるし(遅延回路なし)、つけっぱなしにしてもほとんど熱くならない。結論から言うとパワーJ-FETアンプの音は筋金入りの低域と、軽快で爽やかな高域が特徴である。
ノイマン指揮チェコフィル、ドヴォルザーク八番ではかなり驚いた。透明で歪感のないオーケストラが空間に現れた。今までに経験しなかったことである。クーベリック指揮チェコフィル、ドヴォルザーク八番はやや濁りが感じられた。これは録音の違いだろう。クーベリック指揮ベルリンフィル、ドヴォルザーク八番も聴いてみたが、表情の付け方が僕にはしっくりこないのが良くわかった。
この後はジョン・レノン、ポール・マッカートニーのアルバムを聴いてみた。評論家のインタビューで評価をさんざん聞かされたので検証するためだが、やっぱり大人の心と耳で聴いたビートルズの評はどこかねじ曲がっている。まっさらな子供の心で聴くビートルズが正しいのである。