映画 アウトロー (1976)

  米国独立200周年を記念して作られた南北戦争時代の物語である。南部に住む農夫ジョージー(クリント・イーストウッド)が農作業中にならず者集団に家を焼かれ妻子を殺され自身もなたで切られる。傷の癒えたジョージーは復讐のためならず者集団を追うという話である。

  だが色々と仕掛けがある。北軍に投降すれば無罪になると聞いて投降すれば虐殺され、ジョージーは投降せずに逃げたがお尋ね者となり賞金稼ぎに狙われる。いつの間にか凄腕のガンマンになっていたジョージーは次々と悪者を退治してゆく。ジョージーはカンザスから移住の為やって来た一家と仲良くなり、なぜかコマンチ族とも手を結び遂には追って来たならず者を始末するのである。

  細部にはいろいろと人情の機微も描かれるが、骨組みは綺麗事で出来ていてこうなれば理想というだけのストーリーになっている。