映画 樹氷悲歌 (1971)

 見たままの映画である。明日山へいくという話が持ち上がったとき、もしやこのタイトルの意味するところは遭難では?と思ったがその通りだった。愁いを含んだ貴公子篠田三郎と美人の関根恵子が主人公である。伴淳三郎のいつものお父さん役はぴったりで揺るがない鉄板の演技である。蔵王の麓にある鄙びた温泉町が舞台となっている。特に地元の伝統文化的な映像記録は無かったが、最後にかつての上山競馬場の映像が出てくる。