プリアンプ

2022年版Dualgate MOS イコライザーアンプ (3)

このような回路でできるか実験を行なった。うまく行けばプリアンプIII と同じ回路になる。ゲインが揃ってくるので扱いやすい。 後段アンプだけ組んでみたが、出力に信号が現れない。電源を切る瞬間には現れる。正しく組めているが発振している。こういう発振…

Dualgate MOS FET プリアンプ III (10)

トラブルシューティングを行った。症状としては片方のチャンネルの音がスッと消えたという事である。まず電圧増幅段の正常動作を確認した後、終段石が生きているか調べる。 ゲート電圧に対して適正なドレイン電流が現れれば良い。結果は全部生きていた。 組…

Dualgate MOS FET プリアンプ III (9)

メインシステムで音質を三日間確認した。二日目から本領を発揮して、エコーが分解して降り注いだり(At the Speed of soud)、澄んだ高域と力強い低音(Beatles No.5)などの音が確認できた。Dualgate MOS FET のプリアンプとして十分納得できる音である。 …

Dualgate MOS FET プリアンプ III (8)

図面を書き直した。 測定結果 電源変更の効果が表れている。 完成写真 音はこれから聴いて行く。

Dualgate MOS FET プリアンプ III (7)

この段階で特性を調べておく。 これでいいかなと思ったが、電源が弱い事が判明したのでDCーDCコンバーターを3W級のものに変更する。MCW03-05S12のピン配置はこうなっている。わずかな変更で済みそうである。

Dualgate MOS FET プリアンプ III (6)

入手可能なものとしては東芝の3SK291がある。 G2入力の方が良さそうだ。 さらにG1はドレインと直結する。五極管の三極管結合と同じ仕組みである。 こんな風にチップをDIP化する。秋月電子の両面スルーホール基板を活用する。 選別はアンプ基板を利用してVgs…

Dualgate MOS FET プリアンプ III (5)

回路図と基板図を示す。 初段はJーFETの差動アンプで今回は2SK246を採用した。無ければ大抵のもので代替できるだろうと思う。 初段を組み込んだところ 初段の電流値が予定通り1mAになった。 二段目も0.8mAになった。2SJ104を採用した。どちらのFETもIDSSが2…

Dualgate MOS FET プリアンプ III (4)

最初に電源部を完成させる。電源スイッチの動作と、ちゃんと±6Vが現れるかどうかを確認する。 大きい部品の取り付け 基板図通りに銅線を配置して行く。絶縁型DCーDCコンバーターを使うが、5V入力で12Vが現れるものがいくつかある。1W級のMAU108をまず載せて…

Dualgate MOS FET プリアンプ III (3)

今回用意したのはHEN110412Bである。少し高さが高い。 マイクロUSBの電源入力端子から組み立てる。 次に信号入出力端子を取り付ける。アース端子は無くても良いが有ると入出力の区別がつく。 シャーシが完成

Dualgate MOS FET プリアンプ III (2)

主要なコンセプトはモバイルバッテリーが使えるという事なので前回作ったNutube プリアンプ のコンストラクションを踏襲する。 電源スイッチ、ボリューム、マイクロUSB端子をこのように配置する。これ以外には無いというくらい考え抜かれたシャーシ構成であ…

Dualgate MOS FET プリアンプ III (1)

電子工作に戻ることにする。 Dualgate MOS FET プリアンプ III になるが、部品の足りない分はこれから通販で入手する事になる。 回路はこの様なものだが、このまま作ることも可能だし、現在入手可能な部品で再構成することも可能である。まあ両方やってみれ…

直熱三極管放浪記(10)

回路図と特性を示す。設計どおりのプレート電流が得られている。リプルフィルターを追加した。 補足するとプレート負荷が330kΩで、出力の負荷が49kΩである。 いろんなアンプと組み合わせて楽しんでいる。

2020年プリアンプ (36)

プリアンプ III の基板を模様替えしたので、ディスクリートオペアンプが載るようになった。 今のところ問題なく動作している。ハイエンドオーディオはブラックボックスになっていてシェフが秘密に調合した機器の音を聴けと言う雰囲気だが、このプリは自分が…

2020年プリアンプ (35)

LH0032を手作りしたものが完成した。 Serial No. 00023~0024 動作確認とオフセット調節 測定も行なった。極めて低歪みである。初段FET(K117と同チップ)のせいかも知れない。 プリアンプ I にはこの様に搭載する。狭い基板を立体的に使う。 音はプリアンプ…

2020年プリアンプ (34)

早速ゲルマニウムアンプ基板をプリアンプ I に組み込んだ。DCサーボのおかげで調整なしで済む。 エージングなしでいい音がする。無味無臭であり、あらゆる観点からしてもいい音だ。この癖のなさはDual gate MOSに通じるものがある。これは長く聴いていたい。

2020年プリアンプ (33)

Serial No.9〜10 バイポーラー2段直結アンプをプリアンプ I に挿して試聴。特性をみるとわかるがMM、またはMI型カートリッジを使用する。 くぐもった中にもクリアーさがあり、ギターの響き、ボーカルのさ行、やっぱり懐かしさを感じる。1960年代の音だ。

2020年プリアンプ (32)

LH0032CGをプリアンプ I に組み込んで試聴する。これはCR型だが後でNFB型も実験する。 音はなかなか感動もので最高とは言えないが、くっきりとした陰影のあるいいものだ。 このような自作のLH0032型オペアンプを計画している。

2020年プリアンプ (31)

Dualgate Mos FETを使ったディスクリートオペアンプを作り、プリアンプ I に搭載した。 回路図と基板図を示す。 電流値は書いてないが今までとほぼ同じ。K170がイコライザー用、K30Aがフラットアンプ用になる。 いままでで最高スペックのプリアンプになる。 …

2020年プリアンプ (30)

プリアンプ II のイコライザー2種を整備した。 銅箔スチコンでフィルター部を補充。 こちらはマイカで作ったもの。 音で動作を確認。 いい音で鳴っている。

2020年プリアンプ (28)

三つのイコライザーアンプを測定した。参考のため回路図も示す(定数は若干異なる)。 イコライザー I イコライザーII イコライザーIII 実際の音質から考えるとなるほどなと思える特性である。ちょっと不思議なのは無帰還なのに第二次歪み、第三次歪みが少な…

2020年プリアンプ (27)

第三のイコライザーの対アース抵抗を100K→47Kに変更し、ゲインを下げてオフセットを調整した。DCサーボが効いてこのくらいに落ち着く。 ノイズも気にならなくなりヴォリューム位置もいい感じになった。音の印象は前衛的な第二のイコライザーと較べるとかなり…

2020年プリアンプ (26)

第二のイコライザーは、出力電圧 0.5mVのAudio Technica AT33LTDとの相性が良く、聴いたことがないほどの爽やかで、芯のある音が聴けることがわかった。これでずっと行けそうだ。 第三のイコライザー(金田式改)はゲインが大きすぎて無音時にノイズがわかる…

2020年プリアンプ (26)

金田式(改)イコライザーが完成した。 FET一石無帰還増幅、DCサーボ付き、CR型という特異なイコライザーアンプである。 ほぼ同じ回路で測定した参考データーを示す。 こちらは2番目のイコライザーの回路と特性の参考データである。 試聴中。今でも相当良い…

2020年プリアンプ (25)

部品がまだあるので第三のイコライザーを製作する。わりと最新の金田式を改変したものである。改変といってもそれなりの合理性に基づいたもので、音の良さはプリアンプII で確認済みである。

2020年プリアンプ (24)

現在の稼働状況 安定に動作させるためにパスコンとスナバーを追加してある。音は透明で静寂で美しいといったこれまでに聴いたことがない音がしているのは事実である。カートリッジもいろいろ試しているが音像が分離するもの、芯があるものに別れる。シンバル…

2020年プリアンプ (23)

プリアンプ I より音が悪かったので、イコライザーアンプを改良した。 電源電圧を下げるとエミッタ抵抗を取り除くことができる。 バイポーラTRではエミッタ抵抗がスイッチング歪みの原因になる。この回路はシンプルだがノンスイッチング回路の一種である。 …

2020年プリアンプ (22)

プリアンプIII 再び登場。何と言ってもデザインが優れている。 バッテリー式はやっぱり音がいい。 電力節約のためにイコライザーはオフにできるようになっている。

2020年プリアンプ (21)

MC対応イコライザー基板が組み上がったので動作を確認した。 週末にはいよいよプリアンプ III が稼働開始する。

2020年プリアンプ (20)

プリアンプIIIのイコライザーのテスト。 ±15Vで設計したので出力エミッタ抵抗に4.7Ωを入れた。DCサーボが動作してオフセットは0V、エミッタ抵抗が効いてアイドリング電流は4.5mAで安定している。

2020年プリアンプ (19)

プリアンプIII が改修中なので、完全無欠のプリアンプ I (DCサーボ、DUALGATE MOS FET、バッテリー電源採用)でレコードを楽しむ毎日である。 The Kinksの1969年のアルバム『アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡』 をずっと聴いている。ビートル…