ジャズ喫茶の名前を炯眼とし、東洋文庫の書棚と無線と実験を4冊くらい置いておこうと思う。マスターの配慮である。
長年聴いてきたこのアルバムだが今夜は物凄くいい音で鳴っている。エジソンの蓄音機が登場してから143年でこの音が世に現れたのである。
さて第一曲のSo what だがビル・エヴァンス色が濃厚なこの曲は、ソロやベースはニューヨークっぽいのだが、古代ギリシャの神々に捧げられた音楽のようであり、旋律が時には緑、時には青と色を変えて行くのである。終曲の穏やかなFlamenco Sketches にはとても癒される。