映画 ワーキング・ガール(1988)

 80年代NYのウォール街で働く女性の物語で業務内容は証券、裁定取引、M&Aと時代の先端を行くものである。主題歌は聞き覚えがあると思ったら、カーリー・サイモンの「ステップ・バイ・ステップ」で、日本では島田歌穂がカバーで歌っていた。

 主人公のテス(メラニー・グリフィス)はそれまで男性上司の元で辛い目に遭っていたが、上司が女性に代わってからようやく生き生きと活躍できそうになる。でもまあ色々あって上司のキャサリンにも裏があるのだった。

 部下として仕事をこなしていたテスは、ある日キャサリンの企みに気づいて勝負にでたのである。顧客に先回りして接触し、M&Aを成立させようと動く。元々はテスの提案した案件であり、自分の出世のためにキャサリンが横取りしようとしていたのである。

 途中からテスがハッとするほどの美人になり、相手役として登場するのは若かりし頃のハリソン・フォードである。シャレードと違って全く違和感がなく、話の運びもスムースで、終わりまで楽しく観ることができた。