これは主演のトム・クルーズも思い出したくない作品だろうと思う。セリフが全部説明的だし、特に女性のセリフに説得力がない。主人公が行く先々で、セックスする相手が現れるというのも、村上春樹の小説のようで嫌である。
これも1988年の映画で、お金と女性の事がメインの話である。除隊後の青年がニューヨークで一旗上げようとバーテンダーのバイトをしながらビジネス学校に通うというのが、話の発端である。ありきたりのエピソードが続いて、何やらヤッピーという言葉が聞こえたので調べてみた。
ヤッピー(yuppie)young urban professionalsの略で、若手で都市住民たるエリートサラリーマンのこと。
それを目指す者は大学を出て学位を取るというのがここでのルールである。主人公のブライアンはヤッピーには成れそうもないのでバーの経営者を目指したのである。
僕には関係ない若者向けの映画だが、若い観客の心に刺さるものがあるだろうか。