2020-01-01から1年間の記事一覧

別電源式SITアンプ (2)

±50V電源で動作確認できた。 明日は±75V電源のワイヤリングを行う。 この電源では後ほど上條式MOS FET無帰還アンプも作ってみたい。無帰還アンプは氏の30代の頃の製作で、無線と実験の製作記事になっている(1991年2月号)。実用性があったようでテレビ用の…

別電源式SITアンプ (1)

CA6という2015年に作ったアンプをリニューアルする。 電源を±40Vから±75Vのものにして完成版をめざすことになる 24V 6Aのスイッチング電源をアマゾンで注文した。LED点灯用途のようなのでノイズが心配だが やってみないとわからない。 約3kgというところなの…

東洋文庫 増訂 武江年表 (1848)

本書は一言で言うなら斎藤月岑が著した江戸・東京の地誌ということになる。本文を少し紹介する。 《天正十八年〔1590〕庚寅 今年八月一日、台駕はじめて江戸の御城へ入らせ給へり。そのころは御城の辺、葦沼汐入等の地にして田畑も多からず、農家寺院さへ所…

映画 子鹿物語 (1946)

フロリダの森林を開拓してトウモロコシやタバコを栽培して生計を立てているバクスター一家の物語である。ポツンと一軒家のようなところに住むバクスター家の一人息子のジョディは一人で遊んだり父親の手伝いをしていたが、母親のオーリーは心を閉ざしたよう…

ある休日

Anna Fedorovaさんのラフマニノフ二番コンチェルトを聴いた。井上陽水の50周年ライブもデジタル出力で聴いた。 テレビにこのような出力があるとは。FIRE TVの音声をパイオニアのN-50Aを通してSITアンプで聴ける。少し天国にいる気分がした。

GaN FETパワーアンプ (2)

あれから毎日メインシステムで朝夕1時間づつ鳴らしてみた。特にトラブルらしきものは見られなかった。音も大体わかったので測定した。 電流を絞ってあるので差がついているが壊れるとまずいのでこのまま聴くことにする。

映画 チャンピオン (1949)

無一文の若者がボクシング界に足を踏み入れ、絵に描いたように才能を発揮し、頂点まで登り詰めるという古典的な話である。主人公のカーク・ダグラスの役どころは粗野な感じもするが、女性には気の利いた受け答えもし、衝動的なところもあるが計算づくでもあ…

東洋文庫 義経記 (南北朝時代〜室町時代)

本書は義経記の口語訳及び注釈からなる読み物である。本文より弁慶の修行時代の話を紹介する。 《比叡山を出て、その麓の大原の別所というところにある、延暦寺の法師によって住み荒らされた庵室で、べつに誰から引き止められたというわけでもないのに、しば…

GaN FETパワーアンプ (1)

パワーアンプIIIにGaN FET アンプを登場させる。いわば真打のようなものである。まずSiC MOSで電流値を調整しておく。 以前作っておいたこのような回路である。 意外とソフトな音がする。間接音が多い印象だ。 1日聴いたら特性を調べておく。 このようになっ…

NEW HCAアンプ (2020年版)(1)

このような回路になった。HCAアンプと比べて入力インピーダンスが高いのでプリアンプが楽である。 測定する。 結果 二次歪みが最小になるよう調整した。その分オフセットが悪化する。 シミュレーターの結果と比べてみる。非常に似通っている。二次歪みの打ち…

HCAアンプ(2020年版)(2)

テスト用スピーカーでトラブルが出ないか見る。 トラブルの少なそうなアンプである。 メインシステムに入れて試聴する。ゲインが1に近いアンプなのでDCプリアンプ直結とする。あるいは電解コンデンサーを入力に入れても良いだろう。 ふわっとした柔らかさ、S…

HCAアンプ(2020年版)(1)

HCAアンプは電流入力の反転アンプだが、入力抵抗が低い方が電流を取り込みやすい。だが低いほどプリアンプに負担がかかることになる。出力が取れる最適な値があると思うが昔の実験では330Ωくらいだった。帰還抵抗をニクロム線で構成したアンプの音をパワーア…

東洋文庫 新訂 西洋記聞 (1715)

新井白石は宝永五年(1706)の八月末、鹿児島県の屋久島に潜入上陸したローマ法王庁の使節、ジョヴァンニ・バッティスタ・シドチをわざわざ江戸に連行させ、しかも六代将軍家宣の特命によって翌宝永六年の十一・十二月に、シドチ取り調べの主役をつとめるこ…

パワーアンプ III 第二基板(6)

最後にシミュレーターで歪みの生成を調べた。 フーリエ解析で各次の歪みを測定してグラフ化する。 実物のアンプと比べるとよく似ている。 シミュレーターではノイズが現れないので実物のアンプのノイズをグラフに書き込んでいる。

映画 山河遥かなり (1948)

1946年のドイツにおける米国占領地区に戦災孤児らがぞくぞくと送られて保護される。中には両親と生き別れになりアウシュビッツに収容されていた子供もいた。この映画はチェコの中流家庭の家族がナチスに迫害され、父と娘は殺され生き残った少年と母が長い別…

日曜洋画劇場

2013年までテレビ朝日系列で放映されていた番組だが、いまの状況を鑑みるとこのコロナ時代に復活が望まれる。まあそれはそれとして初期の放映作品を観て行くことにした。すでに5作品を鑑賞しているが探しても見つからないものが結構ある。

パワーアンプ III 第二基板(5)

メインシステムに入れて音を確認した。 これまで聴いてきた完全アンプの音だった。甘口でフォーカスが微細という特徴がある。 最終回路

パワーアンプ III 第二基板(4)

さらに実験を続ける。 差動アンプに2N7000を採用する。これで直線性が随分良くなるだろう。 三次歪みがこのくらい改善する。 5Vカスコードの実験も行った。 アイドリングが250mAに激減し、歪みも大きいようだ。これは良くなかった。

パワーアンプ III 第二基板(3)

やっと実験にたどり着いた。今回はこの様な回路で終段に400mA流している。 するとこのような特性になった。 ○印のところを見ると、終段が発生する歪みはやはりわずかだという事がわかる。 盛大に出ている三次歪みは初段差動アンプを目一杯使って終段をドライ…

東洋文庫 日本雑事詩 (1879)

定本の序にこのような文がある。 《わたしは丁丑(1877)の冬、命をうけて日本にわたり、二年になっていた。そのとき、すこしばかり、その国の文化人と交際をし、その国の書をよみ、その国の風習をならった。そこで「日本国志」をつくろうとおもいたち、ふる…

パワーアンプ III 第二基板(2)

そもそもの完全アンプの由来はPNPトランジスタのhFEの直線性の良さに着目して作ってみたというものである。 だが作ってみると特性は普通だった。なので今回は東芝の2SA1943をカスコードにして5Vで動作させてみる。 2SA1943

パワーアンプ III 第二基板(1)

次に作るのは1998年に登場した完全アンプである。完全対称アンプに対し名前だけは勝っているというパロディのようなアンプだったが、かと言って音で負けているわけでもない。 今回はパワーアンプIIIがそのまま使えるのでずいぶん楽である。

パワーアンプ III (13)

測定した。 最大出力付近では保護回路が働いてしまうのでここまでにした。

東洋文庫 中国古代寓話集 (1968)

本書は中国思想史の研究家後藤基巳氏による編纂もので日本語訳はご本人のものかと思われる。荘子、列子、戦国策、韓非子、呂氏春秋などからの抜粋である。 韓非子篇から本文を紹介する。 《書物を焼く 王寿が書物を背負って旅に出て、周の都への道すがら、徐…

パワーアンプ III (12)

電源投入時のポップノイズが大きいのでミューティング回路を挿入する。 これでいつでも気軽に楽しめるようになった。 音質は切れ味があって柔らかく深みと音の伸びが感じられる。バイポーラ最高峰と言ってもいいかもしれない。

映画 北西への道 (1940)

この映画はフレンチ・インディアン戦争のロジャーズ・レンジャーズ(イギリス軍直属のアメリカ植民地民兵)の1759年の戦闘を描いたもので、対応する史実としてはサンフランソワの襲撃の記述がある。 あらすじ ハーバード大学を追放となったラングドンが故郷…

パワーアンプ III (11)

バイアスのチェックは合格した。 アイドリングとオフセットを見る。 大体完成 メインシステムでちょっと聴いてみる。小型アンプとは言えLAPTの2パラは侮れない。

パワーアンプ III (10)

これはなかなかのものだ。 この辺まで進展した。

映画 さあ帰ろう、ペダルをこいで(2008)

冒頭にイリヤ・トロヤノフの小説に基づくとあるから実話とは違うのだろう。本編はブルガリアの労働者階級の一家が共産党幹部と揉めてドイツに亡命するという話だった。こういう体制下では権力を握ったものが人間としてやってはいけない事をあからさまに行い…

パワーアンプ III (9)

ボチボチと始めてみた。 実物と合わせて大きさを見る。 本当に入るのか確かめる。 この後ポンチを打つことになる。