辺境二元論

  辺境萌え歴うん十年の経験からすると辺境には①人々がへばりついている辺境と②国立公園のような辺境があることがわかってくる。 ①として挙げられるのはシルクロードパミール高原シベリア高地、中国湖南省張家界、パキスタン辺境などがあり②としてはアラスカ、ニュージーランドなどがある。よく考えるとどちらもろくなものではない。

  ②のほうは一見きれいだが先住民から奪った土地を先進国が管理しているという構図がある。①のほうは長い歴史的変遷を持つが今は大抵ヨレヨレの状態にあると言える。中には石油が出て都市化したり観光地化した所もいくつかあるがそれはそれで興醒めである。

  結局どこにだって辺境はあり元は同じであると考えると殺戮の歴史が少ない日本の辺境を訪れたり、タモリのように心の目で辺境時代の関東地方を透視することで辺境萌えの修行をするのが良いと云う事になる。