あれから見続けて148回くらいまできた。一朝一夕には成し遂げられない事はこの世には多々あるが、これもその一つである。北三陸から東京へ、東京から北三陸へと舞台が変転するが、理由づけがそれなりにある。よくできている脚本だ。登場人物は生き生きとして…
同じ定数で残りのチャンネルを組む。 グリッドバイアスを−5.7Vに調整。 初段電流1.214mA、アイドリング5.4mAに設定。 オフセット1.7mV、アイドリング5.9mA。 完成写真 抵抗負荷でオフセットを確認後、32Ωのバスレフスピーカーを鳴らしている。
出力が小さいのでドライブ電圧が足りない可能性がある。グリッドとカソード間の抵抗値を大きくすれば良いのだが、この方式だと大きくすればするほど初段の電流が小さくなる。試しに6.8kΩにして電流引き抜き回路をつけてみたがうまくいかなかった。次に単純に…
初段FETの電流を見る。1.5mAに設定した。 電流メカが完成したところ。出力にショートピンが刺してあるのがわかるだろうか。 グリッドに与える電圧を見る。−12Vに設定した。 これに6BQ5を刺すと真空管を含む電流メカが成立する。この定数だとまだカソード電流…
基板図は書くとこのようになる。回路がシンプルなのでぎゅうぎゅう詰めにはならない。 シャーシは6BQ5 OTL、EF86イコライザーを載せてきたものを使う。配線の一部を手直しをする。 基板ワークでまず電流メカの成立を目指す。 電流メカが正しく動作すれば後は…
6C19P SEPP OTLアンプで音楽を聴いている。このアンプは電源が簡単である代わりに熱源となるパワーTRがカソードにぶら下がっているので、なんとか排除したい。今回いよいよ解決策に取り組んでみる。 このような回路になる。いたってシンプルだが最近やっと思…
各種トランスでデータを取ってみるとSTー32で59mW(歪率6.4%)、ソフトンMT−128で51mW(歪率10%)、5Kアウトプットトランスで26mW(歪率10%)となった。ST−32で十分であることがわかったのでこのシステムで聴くことにした。写真ではAT−403−2に挿し替えて…
山水ブランド(橋本電気)のトランスが製造されているのだという。 緑色の方が有名なSTー32である。 これを1.2kΩ対 8Ωのマッチングトランスとして使う。出力は0.2Wである。 このように12AU7 ヘッドホンアンプに乗せて使う。 FE103SOL(16Ω)で聴いてみる。余…
今回驚いたのはこの6418ヘッドホンアンプ。聴いたことのない不思議な音がする。音の佇まいがほのかに輝くようで各パートが全部聴こえてくる。オーケストラもスティーリー・ダンも。考えられるのはAKGのヘッドホン、真空管、バッテリー駆動という要素だろう。…
プレート電流が大きすぎたので回路を変更した。レギュレーターの定数も変更した。 ゼロバイアスにしたところちょうどいい電流が流れたので、オペアンプ部も簡略化できた。 プレート電流は0.14mAと0.12mA。 ヒーター電流は314mA。 音楽が無事聴けたので特性を…
配線が終わったところ。これから配線の無謬性を証明して行かなくてはならない。単なる目視ではなく電気的、物理的に証明する。 珍しい12Vバッテリー。暖房ジャケット用に開発されたものらしい。接続コードは合うように自作した。 +12Vが来ている事を確認す…
ECC88のヒーター電流は365m Aで6N1Pと比べ半分である。 回路図と基板図。ヒーター回路は定電圧なのでこの定数で大丈夫だ。 この辺まできた。配線が終われば基板ワークだけになる。
スロバキア製ECC88が届いた。調べてみるとこれはE88CCと呼ばれているプレミアムバージョンのものだった。 このように6N1Pで準備していたが、こちらの方がヒーターの電力消費が少ないので乗り換える。 この辺まできた。
改良案としてはこのようなものが浮かんだ。プレート電圧を24Vとし、オペアンプ部にゲインを持たせる。 オペアンプ周りの改変はまだだが、Nutubeの動作を見た。バイアス調整のため1M抵抗は666kΩにする。 プレート電流は0.061mA(0.054mA) グリッドバイアスは+2…
特性を測定中 結果 良くなかったが、思うに12Vが低すぎるのと、オペアンプのゲインが1というのも良くないのではないだろうか。 改良を試みる余地がある。 現状の回路図と基板図を示す。
このような回路。6418と違う点は正のグリッドバイアスを与える回路が付加されている事である。 Nutubeの動作を見る。 ヒーター電流 プレート電流 グリッドバイアス これはヒーター電流が15mA(15mA)、プレート電流が0.057mA(0.044mA)、バイアスが+3.1V(+…
解説を読んでみるとNutubeの構造は、直熱三極管と同じであり、プレートに蛍光物質がついているというものである。 プレート電流が流れると蛍光物質に電子が当たり光る仕組みである。 6418と同じ回路で一台作って音質を比較してみる。 基板を切ったところ。 …
イヤホンではそれほど気にならなかったが、32Ωのヘッドホンで聴くとホワイトノイズのような残留ノイズがとても気になった。 試しにDC DCコンバーターに銅箔テープを貼ってみた。効果は無かったがカスタム感が出てきた。 もちろんこのアンプはポータブルで活…
プレート電流を0.1mAに調整した。このときのヒーター電流は8.2mA。三極管接続に変更している。 オペアンプの部分を完成させて特性を取った。Ipが減少しているがこのまま測定した。 プレート電流の最終確認。0.052mAと0.044mAになっている。ゼロバイアス動作…
電池管(レイセオン6418)が入手できたので作ってみる。 真空管としてはこのような位置づけになっている。 データシートを元に大体の定数を決めておくが、最終的には実験で決定する。 回路図と基板図を書いた。 作り始めたところ。 ケースに収まる様子。
もう片方のチャンネルを作り基板が完成した。 プレート電流を見ると0.03mAだった。バイアスは+0.3Vといったところ。 特に問題ないと思うので試聴した。 これは本物の真空管サウンドと言って良いかもしれない。高次歪みは少ないので音が濁る感じは ない。エ…
プレート電流を測定した。 これはどう言うことかというと回路図で説明する。 ゼロバイアスの状態でプレート電流が0.0012mA流れたということである。これではオペアンプの方も動作していないので、 回路を次のように改めた。 グリッドに正の電圧を付加し、中…
これが完成したオールミニチュア管SEPPヘッドホンアンプシステム。120Ωヘッドホンで聴くと低音も充実しておりなかなか素晴らしい。 6N1P(6DJ8)と12V電源といえばあのアンプである。これにはもう装備されているので基板を考えるだけで良い。 これから作って聴…
もう片方のチャンネルも同じ工程で作る。こちらはアイドリングが1. 5mAになった。 完成写真 今検討しているのはYAHAアンプだが、6DJ8(6N1P)を最大限に活かしたヘッドホンアンプはこのSEPPアンプである ことは間違いない。最終回路と基板図を示す。 32Ω負荷…
上側の回路を組んで、VRで終段の電流を調整する。2mAに調整した。 このときのVRが5Ωだったので、下側には4.7Ωの抵抗を入れて組む。2. 5mAになった。 このような部品配置になる。 初段の差動回路を組む。 プレート電流を調べる。ほぼ1mAに調整した。 終段とは…
定数の検討に入る。 例によって6N1Pの出力特性を見て伝達特性を導出する。プレート電圧が140Vのところを見る。 3点しかないので少し補間しておく。 これを見ると1.5mA流すときの抵抗値がわかる。2kΩをカソードに入れればよい。 2.2kΩをカソードに入れて、6N1…
入出力端子はこのように基板に繋がれる。 真空管と基板の接続端子。規則的なのでそれほどカオスではない。 外観写真 この後はボードワーク(基板作業)のみとなる。
これがOTLアンプのヒーター配線。そんなに恐ろしいものではなかった。 電源をつないでテストする。電源には12V 5AのACアダプターを使う。 6N1Pが明るく光っている。 EF86も微かに光っているのが見える。
7ピンのソケットを買ったところ基板直付けタイプだったので、今回断念した。 5654Wはまた別のアンプに使おう。 休日を使ってハンドドリルとリーマーで作る。3mm径の穴を8個開け、ニッパーで切った後リーマーで仕上げる。 これで完成。明日はXHコネクタを取り…
このような方式のOTLアンプは見たことがないし、言及されたこともないので実証機を一台作っておく。 終段には入手しやすい6N1Pを用いる。プレート電流を20mA流せる双三極管である。 電圧増幅段にはEF86を使うことになった。5654Wは入手しやすいが7ピンなので…