映画 三つ数えろ (1946)

これはレイモンド・チャンドラーの小説を映画化したもので主演はハンフリー・ボガードという定番映画である。例によってハンフリー・ボガードが男前で有能な探偵として活躍する。美女が次々に出てきて絡んで行く。何度か命の危険もあったが事件は無事解決する。話はだいたいこの様なものである。

フィリップ・マーロウという私立探偵は元検事なので当局にコネが効くようだ。背の低さを女に揶揄されるが、正装でカジノに現れるとかなり立派に見える。刑事コロンボは風采がいつも冴えないし女も絡んでこないし、単独行動が多いわりに命の危険もないのが対照的である。「三つ数えろ」は登場人物が多く1時間53分では収まりきらない感じだった。今度小説を読んでみようと思う。