映画 リーサル・ウェポン全4作 (1987〜1998)

連休はシリーズ物を何か見ようと思いリーサル・ウェポン全4作を見ている。第1作こそその冒頭はシリアスな雰囲気であり、例えば解説なしで複数の事象が出てきて暫く注意してないと誰が主人公で何がリーサル・ウェポンなのか飲み込めないのだが、いざ始まってみるとマータフとリッグズの二人の刑事は結構いい加減でやりたい放題の事をして事件を処理して行く。

妻を事故で失ったせいで自暴自棄のリッグズ(メル・ギブソン)がリーサル・ウェポンなのであるが第4作では早くも年齢の限界を感じマータフ(ダニー・グローヴァー)に弱音を吐く。マータフの方は50過ぎの老刑事という設定である。二人のコンビに途中から加わるのが会計士のレオで口が達者な道化者という役回りである。探偵と称して二人の行く先々に現れては絡んでくる。だが結構役立つ時もある。

4作目では蛇頭の秘密結社が絡む事件で中華街でのアクションやカンフーの達人(ジェット・リー)との対決がある。二人とも達人にやられてしまい家ごと焼き殺されそうになるが脱出して反撃する。高速道路で派手なカーチェイスを演じるが又取り逃がす。その後も執拗に命を狙ってくる相手に対し、中華街での決戦を挑むが、銃撃戦中にリッグズとマータフ無駄な口論を始める。最後は達人との因縁の対決になる。ほぼ負けそうになった時マータフが後ろから鉄棒を刺して逆転する。ずいぶん卑怯な勝ち方である。

色々と続編を予感させる展開が読めたが、ハードな演技にメルがギブアップしたのか結局この第4作で終わりになった。