準リファレンス機への昇格(1)

《A7》現在のリファレンス機はK180SEPPで、その神々しい音は僕の耳を魅せて止まない。K180はK77の後に出たTOKIN製のSITで高周波用途でありバイアスが浅く、入力容量に違いがあるという。 準リファレンス機は最近組み上がった上條式のMOS FETアンプで、若干華やかだがその音はSITアンプに近いものがある。

昔作ったアンプを±40Vの電源に対応するよう調整し、リファレンス機との差を検討する。差が少なければ準リファレンス機に昇格である。

その1 A7 2016年9月に制作したMOS FETアンプである。

このような回路である。大体金田式である。このままで±50Vまで大丈夫である。

アンドリングを調整して音質を確認した。素性の良い高域、ちょっと甘さがあるがズドンとくる低音が確認された。準リファレンス機である。高域の伸びがずいぶん良い。

このような特性になっている。