超広帯域電圧増幅段MOS FET パワーアンプ (12)

連休なので3台の比較試聴を行った。ソース機器はパイオニア Nー50A、スピーカはFE103SOLバスレフである。

出来たばかりの超広帯域電圧増幅段K1056 J160 DCアンプを鳴らす。なんとも素晴らしい。低域はガツンと明確に出て、高域は最高レベル。パートのコントラストがクッキリ浮かび上がり、魔術的に上手くいったミックスダウンのように聴こえる。

ドライバー段が東芝のDualgate MOSで出力段がK176 J48 のDCアンプである。つなぎ替えた直後はちょっと色付けを感じたが、高域の柔らかさ繊細さは十分対抗できるものがある。オールFETアンプなので低域の力感はそれほどでもない。

金田式の回路と部品で作ったDCアンプである。高域はよく伸びていてFETらしさがある。そのかわり低域は平凡で力感、量感が感じられない。

色々な回路を試行して来たがついに小型プリメインアンプの正解を見つけた感じがする。