準リファレンス機への昇格(8)

歪みの原因は丸一日費やしてもわからなかったので気分転換にK405、J115フォトアンプを調整して聴いてみる。これもA4シリーズの埋もれた一つであるが傑作のような気もする。調整に当たってはLED照明スイッチの配置を一段ずらしたり、スイッチ効きが甘くなっていたので新品と交換したりしている。

差動二段アンプの対称性を損なうカレントミラーが無いアンプである。

DCサーボは不要なので代わりにミューティング回路を入れるといいと思う。

サンスイヤマハのアンプに使われていた東芝MOS FETである。

バイアスの発生を確認する。

両ch調整できた。アイドリング52mA、オフセット2.1mV。

アイドリング62mA、オフセット4.8mV。

±16Vのスイッチング電源で鳴らしている。