吉田秀和 名曲のたのしみ 2011年12月24日放送分

試聴室の日。今日はリストの生誕200年を記念して20世紀から今日に至るピアノの名手によるリストの作品の演奏を聴いて見ましょう。まずアルトゥール・ルビンシュタインのピアノ独奏でリストのピアノコンチェルト第1番変ホ長調これを聴こうと思います。ルビンシュタインはポーランド出身のピアニスト。ホロビッツと並んで天下を二分したような格好で20世紀の前半のピアノ演奏の歩みの上で大変に人気のあった人達だ。僕の考えでは(ルビンシュタインは)ショパンよりもむしろリストの方が向いていたんじゃ無いかと思う時もあります。アルトゥール・ルビンシュタイン、RCAビクター交響楽団、アルフレッド・ウォレンシュタインの指揮といった顔ぶれによる演奏で聴きましょう。〜音楽〜

今聴いたのは云々。今度は今申し上げたそのルビンシュタインと並び立つ巨匠ホロビッツ、彼のピアノ独奏でリストのピアノソナタロ短調これを聴こうと思います。ピアノの名人の作ったソナタの中でも特に記念碑的な大きさといい内容といい立派な曲です。1949年カーネギーホールでリサイタルを開いた時のライブのレコードです。〜音楽〜

仲々貴重な音源。ホロビッツの神髄が記録されている。

今聴いたのは云々。今度は今生きている世代の代表としてエフゲニー・キーシン、ロシア生まれの神童ですね。と言ってももうそろそろ40になっている。超絶技巧的練習曲この中から雪かきというのと鬼火というのと二曲続けて聴きましょう。〜音楽〜

今聴いたのは云々。今日はリストの生誕200年記念として云々を聴きました