映画 街のあかり (2007)

ヨーロッパのある街、若くハンサムな警備員コイスティネンが登場し、仕事の夜勤を始める。その上司、同僚も絡んでくるが、淡々とストーリーは進行する。どうやらコイスティネンは起業してムカつく上司を見返してやるつもりらしい。

 説明は一切ないのだが情報は少しづつ観客に伝わってゆく。人の少ない繁華街、外国資本の入ったと思われるショッピングモール、ロシア人マフィアが目に入ってくる。有色人種の少年も登場する。

 ある日の夜、酒場でマフィアとちょっとしたトラブルになったコイスティネンだが、着々と起業の準備を進める。起業資金の20万ユーロの融資を申込み、あなたはコメディアンかと言われるが、北欧美人の彼女もできた。この後のストーリーは伏せておく。

 このDVDは国名で検索して借りたものなので、どこかの外国のマイナーな映画である。港湾都市、白夜、イタリア語の音楽から色々と想像したが、ヘルシンキというワードが出るまでわからなかった。

 感想を言うと、人の多い日本と違って、フィンランドでは人と人の潰し合いは滅多になされないのだろう。極地、人口希薄の国では人を大事にしないと国が消滅するからである。