映画 13時間 ベンガジの秘密の兵士(2016)

 題名はこれだけれども『2012年アメリカ在外公館襲撃事件』という実話に基づく豪華な再現フィルムのような映画だった。在ベンガジ領事館とCIAがセットになっていて、大使らが手薄な警固で守られているという構図である。

 主役は警護にあたった数人の元海兵隊員だが、退任を控えた所長は隊員の足を引っ張るし、CIAは役たたず、大統領官邸はダンマリという地獄が待っていた。

 映画の内容は大変興味深いもので、ブラックホーク・ダウン(2001)のような緊迫感と意外性に満ちた作品だった。