6C33C-Bハイブリッドアンプ III (10)

 新しい基板を二つ入れて音の問題は無くなった。挙動は電源オンで出力に80mVが出るが、ヒーターが暖まるとゼロに近づいてゆくという穏やかなものだ。放熱は天板が熱くなってきたらファンを回すくらいで良い。スピーカーをFE103SOLの16Ωのバスレフに昇格させて聴いている。

 音がふんわりと遠くで輝くように美しく鳴っている。低域は筋金入りの感じでハイスピードで正確だ。真空管の原理と構造を考えるとこのようになるのも当然なのだろう。これまでの技術者はみんな間違っていたのだ。

 Eテレの映像だけ見ながら音をずっと聴いている。