MOS FET パワー・アンプ
基板を完成させて組み上げた。 回路は十分練られたものなので安定度も良い。220Ω抵抗を追加して終段アイドリングを増やしている。 前回測定の特性は出力が取れていなかったが、ミスによりゲイン1になっていたらしい。こちらが本当である。 音を聴いてみると…
位相補正してNFBをかけたところ。オフセット3.1mA、アイドリング 4.1mAである。安定している。 電圧増幅段の特性を調べる。 いつもより歪みが多い気がする。 パワーアンプにして調整する。調整できた。 測定結果 パスコンを追加してこの結果だった。回路を見…
ツェナーダイオードの電圧をチェックする。2mA流しているがツェナーによっては4mA流さないと電圧が出ないのもある。 二段目の電流チェック C5086を取り付けてエミッタ電流をみる。 ここまではうまく行っている。
C3011よりドライバー段に適している石を見つけたので採用してみる。コレクタ電流が80mAまで流せる。ft は7GHzである。 手持ちの全部のK30Aをペアマッチングすると36ペア取れた。K30Aについてはこれを使い切ったら終わりである。 初段のテスト ほぼ1mA流れて…
回路図と基板図を示す。 電源周りを配線した。 これで完成までほぼ一直線、のような気がする。
ドライバー段の電流の挙動を見ていると、HEMTなどはやっぱり無理な気がする。C3011が今のところ有望である。プリアンプの音もいい。FETとは違った味わいがある。 今回はK1056、J160を終段に使ったアンプの基板部分を新たに作る。 部品は揃っているのでどんど…
C3011で再度試したところプリアンプとして成立することがわかった。 特性 これはやや悪いがTASCAM US144ーMkIIで計測すればノイズフロアが10dBくらい 良くなるはずである。 完成写真 しばらくこれを聴いてから改めてパワーアンプ基板を製作する。
パワーアンプのトラブルの概要を書くと、例えばこのような回路と基板で出力の低下と歪みの増加が出現するのである。 C2240の時のパワーアンプの特性はこのようになる。 前作の Dualgate MOS 電圧増幅段MOS FETパワーアンプの特性を見ると、 となるのでどこか…
超広帯域ではないが2SC2240はイコライザーアンプの初段に使えるくらいローノイズであるという。 ft は100MHzである。試しに2SC3011と置き換えてみた。調整はできてプリアンプ部の特性も取れた。 なかなか良好な特性になっている。将来これでプリアンプも作っ…
引き続き実験を行う。ドライバー段にはft 6.5GHzのバイポーラトランジスタ2SC3011を試してみる。耐圧は20Vあるので安全だと思う。 回路図と基板図 電圧増幅段の動作を確認したところ。 パワーアンプ の動作を確認したところ。 特性を調べてみると出力2W、各…
終段ドライブ用にHEMTを採用したものを試作する。回路はこのようになる。 去年作って失敗したアンプの基板を流用する。 二段目以降を取り除いてリニューアルする。 直流メカの状態でプラス側のHEMTが電源投入時に壊れてしまった。ゲートとソースがショートし…
オーディオの聴き方だが朝と夕に一時間くらい毎日聴くのが日課となっている。若い頃のように休日に一日中聴くような事はできなくなった。休日でも一時間くらい聴くと電源を落として他のことをするのである。レコードのコレクションは順番に一回ずつ再生して…
引き続きHMAー9500 II のパワーアンプと、Dualgate MOS のプリアンプ、VictorのMCー L1000のカートリッジで毎日聴いている。 透明度がSITアンプより優れているのでこれがアナログの最終形である。このまま針が擦り切れるまで聴くつもりだ。SITアンプはデジタ…
回路図と基板図を示す。終段石はアマゾンで買うことができる。 アイドリング111mA、オフセット7.5mV 特性を取っておく。
部品を集めたところ。 まる一日かけてここまで来た。日立のMOS FETでアンプを作る。
小さい方の基板をパワーアンプ III に組み込んでMOS FET アンプを完成させた。 アイドリング130mA、DCオフセット10.8mVである。 アイドリング86mA、DCオフセット13.8mVである。 終段のゲートの入力抵抗を220Ωに変更して高域を改善している。 音質を比べると…
連休に聴こうと思って通販で購入した。新品の輸入盤LPが今でも買える。 これらを聴きながら上條式ノンスイッチングアンプを完成させる。連休の滑り出しは上々である。
パワーアンプ I の第一基板を改造する。 DCオフセット41mV、アイドリング190mAに調整できた。 HMAー9500 II にまた一歩近づいた。
もう一つ基板が組み上がったのでオフセットを見る。このくらいに調整する。 150Ω抵抗の両端電圧をみる。TRが働くくらいの電圧に調整する。 終段にかかるバイアス電圧を見る。 終段をつないで確認する。アイドリング66mA、オフセット7.9mVとなった。 テスト用…
配線が出来たのでダイオード4個のバイアスで動作をチェックする。 ノンスイッチング基板のオフセットをチェックする。 終段を取り付け調整後特性を調べる。 定数と電流値はこのようになる。 意外にすんなりと出来てしまった。
LoーD TM1001のコピーモジュールを用いたアンプをもう少し製作する。TM1001はHMAー9500IIに搭載されているノンスイッチングバイアスモジュールですでにアマチュアによって定数は解明されている。 この辺まで進んだ。この後の基板の配線は楽しみの一つである。
完成したのでアイドリングとオフセットをみる。アイドリングの安定度は鉄板で、歪み測定中も一定だったのには驚いた。オフセットあるいはDCドリフトは少し悪化している。 いよいよスピーカーを鳴らしてみた。FE103SOLバスレフである。 これには驚いた。先ほ…
この定数に変更した。 NFBが多くかかっている。 アイドリングとオフセットの安定性をみる。まだ電流正帰還はかけていない。 どちらも合格点なのでフルレンジSPで音を聴いてみる。 上條アンプほど良くはないがまだ何とも言えない。 オンオフ法でZoを調べた。 …
ネットでみることができる解説文の中でネルソン・パス氏はこう述べている。 The F7 Power Amplifier (2016) Modest amounts of negative feedback are balanced in counterpoint to small amounts of positive current feedback, creating an equilibrium wh…
両ch完成した。 安全性を確認してからメインシステムで音を聴いてみる。 この手のアンプ(2段構成ドレイン出力アンプ)に電流正帰還をかける試みは20年前にホームページに書いている。 今回も実験してみるが負性インピーダンスにすることはできないし効果は…
このアンプは来年にはFirst Watt級の大型ケースに組み込む予定となっている。その前に手持ちのケースで実験しておく。 この様な特性となった。まだ電流正帰還はかけていない。
First Watt のF7はあまり話題にならないようである。現在手頃な価格で日本で販売されている。回路図を見るとわりと平凡な4石MOS FETアンプなので同じ回路構成で作ってみる。トランジスタは手持ちのものから選んだ。定数は未発表なので作りながら決定した。 …
このようなSITとMOS FETの複合素子を作る。パート2でやったやつである。 半導体アナライザDCA75でテストするとJーFETと認識される。 R=100Ω R=220Ω これをこのままK180シングルアンプに入れて音を確認する。 R=220Ω なかなか良い結果が得られている…
上條式無帰還アンプを完成させた。 持ち運びしやすそうだ。 ±40V電源だとドリフトはまあまあだがアイドリングが350mA流れてしまう。 ±16V電源だと150mAとなりちょうど良い。これで試聴している。 FE103SOLバスレフですでに真価を発揮している。音場が真正な…
PASS ZEN AMPLIFIER の回路図があったので調べてみた。 MOS FETの単段アンプで反転アンプになっている。アイドリング電流とゲインを見ることができる。 バイアスの作り方が変わっているので、DG帰還がかかっているかどうか調べた。 帰還を外した時 大変よく…