映画 バケモノの子 (2015)

2015年の興行収二位で58億5000万である。一位の妖怪ウォッチ 誕生の秘密だニャン! 78億は見ない。

東京渋谷を舞台に現代社会とバケモノの国を行き来する主人公の少年のお話。両親が離婚し母親が亡くなり親戚に引き取られる事になった蓮(9歳は)何故か反抗し渋谷の街に逃げ出した。

さて蓮が街をうろついているとバケモノに目をつけられ勧誘を受けるが断りさらにうろついているとバケモノの世界に入ってしまう。渋谷にはそういう出入り口があるわけである。バケモノの世界もシガラミだらけだが蓮はメキメキ腕を上げ武道の達人になる。だが師匠と喧嘩して蓮は人間の世界に戻ってくる。丁度大学受験の年頃になっていた蓮は図書館で知り合った美少女に勉学を教わり高卒程度認定試験の突破を目指すのである。

再会した父親とすったもんだがあり再びバケモノの世界に戻った蓮は宗師決定試合で戦う師匠の姿を見る。師匠は辛勝するが一郎彦という心の闇を持つ人間にやられ結局の所燃える剣になり蓮の心に宿ることになる。一郎彦は失踪しそれを追う蓮との間で渋谷の街を舞台とした妖怪大戦争を繰り広げる。ここが最大のクライマックスであるが師匠の剣のおかげで蓮は一郎彦を倒すのである。

このように人間の心の闇と裏切り、さらに敵討ちがテーマになっているけれど一郎彦は正気に戻り生きており、蓮はあれほど憎んでいた父親と一緒に暮らすというゆるーい結末のお話である。