BS ドキュメンタリー パソコンを世界のこどもたちへ(2013)

    これは途上国の子どもに初等教育の機会を与え貧困の撲滅を目指すプロジェクトである。100ドルパソコンをペルーのアントゥーヨという人口100人の村に
配る。パソコンはインターネットに接続される予定である。小学生のBernaldo Bastidas Aliagaは自分の名前が入ったノートパソコンを家に持って帰り両親に見せる。自慢げに微笑む少年。家には畑があり羊と鶏がいた。

   人口80人のパレスティーナにもパソコン20台が供与された。ここは道路が無く人々は舟で移動している。電気もない。インターネットには接続できなかった。村人はインターネットより道路が必要だと語る。その後違う技術者が派遣されインターネットに接続した。子どもたちはWIFI環境でYouTubeやメールができるようになった。

    一方では有識者がしたり顔でネット社会の批判をしながら有用性を説いているという状況もある。文明化する事によって固有の文化が消える事を危惧する向きもある。この試みが上手くいくかどうか。僕はインターネットは教育インフラでは無く生活スタイルのような気がするのだが。