ドラマ 北の国から (1981)

    全24回をいよいよ見る。今まで見なかったのはこのドラマには大きな欺瞞があるとうすうす感じていたからで、今は見る条件が整ったなと思える。まず富良野の風景はこうである。

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    遠くに山並みが見え大きくは無いが川も流れている。川の周りには湿地帯があり山に近づけば森林も残っている。山に入って行くと人造湖のようなものがある。残念ながら富良野はかなり人手が入っているので開拓された原野という感じしかしない。札幌まで車で2時間くらいである。

     本物の風景というなら支笏湖に近い千歳辺りはどうだろうか。札幌まで車で40分というロケーションだ。東京にもすぐ帰れる。

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     本物の風景の中で毎日トレッキングしているかのような生活は、人間の始原的な喜びにかなり近いものだがそれに気づいた人なら良いが、妻子は逃げ出す。それを無理やり純と蛍を連れて移住するという話は美談では無い。妻の美人の妹が生活の手助けをするというのも都合の良すぎる設定だ。