1998年配給収入一位で50億の作品である。二位のポケットモンスター ミュウツーの逆襲/ピカチュウのなつやすみ 41億は今回見ない。
警視庁湾岸警察署の巡査部長青島(織田裕二)は有望な若手として元気に仕事をこなしていた。今日も早朝から張り込みかと思ったら副総監のゴルフの接待をさせられているのであった。この時の景品のスモークボールが伏線になっている。
この様な平和な日々に突然副総監が何者かに誘拐され身代金一億円が要求されるという事件が発生する。警視庁から湾岸署に機材が運ばれ捜査本部が立ち上げられる。青島らは蚊帳の外である。現金の受け渡しに失敗した捜査本部は公開捜査に踏み切り世間は大騒ぎになる。
地道に聞き込み捜査していた元警察官の和久(いかりや長介)は不審な人物を尾行するが取り囲まれて暴行される。一方青島は何か閃いたのかサイコパスの容疑者(小泉今日子)にお願いして犯人像をプロファイリングしてもらう。容疑者が言うには犯人はど素人の若者であると言う。ネット関連で容疑者氏名を割り出した青島は容疑者の住所に向かうのだがオレンジ色の煙を見て和久の居場所を見つけることが出来た。青島と同僚のすみれ(深津絵里)はアパートに踏み込み犯人グループを発見する。
巡査部長大手柄の巻であるがいろいろしがらみがあった。青島巡査部長殉職かというシーンもあるがシリーズが第三作まであるので結局リハビリを経て復帰するのである。配役が絶妙なのでコメディとしていい味が出ていると思った。