岩波文庫  アインシュタイン著 相対性理論 (2)

 物理学や数学は頭の中で処理が終わらないとわかったとは言えないので、この本も時間がかかる。サラッと書いてあることでも相当に難しいので、すっと理解できるところまで行くには数十時間かかるような気がするのである。ひょっとするとこの本で一生が終わるかもしれないが、それはそれで面白い。

 これと比べるとオーケストラのスコアの入力は考えることはあまりなく、勝手に手が動いて記譜してくれる領域に来ているので、作業としてはこちらの方が息抜きになるのである。それと基板を解体するのも単純作業なので無我の境地で行えることがわかった。

 子供の頃はオーケストラと電子回路は最も難しいものの筆頭だと思っていたが、物理と数学の方がはるかに難しい。