映画 春にして君を想う(1991)

 田舎で一人暮らしをしていた78歳の老人ゲイリは住居ををたたんで都会に住む娘夫婦のアパートに身を寄せる。突然の訪問に驚く娘夫婦だが、結局ゲイリは老人ホームに送られることになる。そこで幼馴染のステラと再会した。

 行雲流水の境地かと思いきや、今は廃墟となった故郷に二人して駆け落ちするのである。ちょっとわくわくしたが、帰る所のない旅行というのは怖いものである。

 フィルムに写されているのは北欧っぽい自然だが、国名は最後までわからなかった。予告編に出ていたホルンストランディルという地名からやっとわかった次第である。