ドラマ 北の国から (24)

    東京でテレビを見ている蛍と純。北海道には台風が来ているようだ。常務の家が停電になった。川が水かさを増している。雪子は草太に手紙を書いている。あの時試合に敗けてひっそりと富良野に帰ってきた草太を雪子は駅で待っていた。駅前の喫茶店で試合に感動したという雪子。草太はつららの事を雪子に話す。もう雪子と会わないという草太。2年8ヶ月は会わないと誓う。その時草太に聞かれて答えられなかった事の返事を手紙に書く。その時は自分は29になる。富良野で会えればいいですねと書く。
 
    純は恵子の家を訪ねてみる。すると家が壊されてるところだった。元担任の先生が偶然やってきて純と話をする。純には何かしっくりこなかった。東京の日常モードは北海道の実存モードからすると上っ面だけに見えるのだろう。純は涼子先生の事を思い出していた。 

     五郎がトラックで純らを駅に出迎える。こごみが五郎を見つけトラックに乗り込む。今日は相手の男が釧路に栄転する日でこごみは悲しいのだが五郎と明るく話していった。純らが到着しだいたい出来上がった丸太小屋に入る。古い家は台風で壊れていた。元妻に死なれ彼女もどうも自分のものでは無さそうな状況の五郎は純に弱音を吐くが今だけだと言う。

    蛍が弱っているキタキツネを見つける。左の前足が無かったが蛍は餌をあげる事に成功する。丸太小屋で初めて寝る純は夢を見た。母に富良野での一年の出来事を手紙に書いていつでも富良野に来て下さいと付け加えたという夢だった。これで全24話は終わり。東京の上っ面だけの生活を北海道の目線で見る純は成長したのだと思う。蛍は人を思いやる心を持つ娘に育っている。五郎のお先はやはり真っ暗だろう。