映画 マイノリティ・レポート (2002)

予知夢を応用して殺人事件を予防阻止するというアイデアを実写化したもので、なかなか見事な出来栄えである。近未来をデザインした乗り物やエンドロールのピアノコンチェルトには感心した。結末に殺人のジレンマを持ってくるのもアイデアだがジレンマを連呼しすぎでちょっと興ざめになる。

こういうお題で昔考えた方法は各自にAIを装備させ殺人を犯そうとした瞬間に本人が死ぬというものである。そうすると監視、証拠保全、逮捕、起訴、判決、死刑執行をAIが全部行ったことになる。勿論実現には犯罪防止と人権の兼ね合いという大きな問題が横たわる。