不適切にもほどがある! (2024)

 昨年気にはなりながら見ないでいたが、年末の再放送とTVerのお陰で見ることができた。とりあえず1〜5まで見た。

 タバコをスパスパ、けつバットを平然と放送するために主人公が令和と昭和を行ったり来たりする仕掛けがある。それだけでも秀逸だが、オリジナルのミュージカルが配置されており作り込みがなされている。劇団風のノリが基調になっているが、シュールな笑いを誘うような部分もある。宮藤官九郎安部公房の作風を受け継ぐ数少ない作家の一人なのだろう。