映画 坊ちゃん (1953)

    坊ちゃんは物理学校を出て旧制中学の教師に赴任する事になった。東京での婆やとの二人暮らしも今日まででいよいよ松山に旅立つ。駅までは人力車で行く。両親に先立たれているがハイクラスな生活のようだ。婆やから道中の心得を聞かされる。曰く茶代を惜しむと馬鹿にされるとのこと。

   世慣れしていない坊ちゃんは女中に5円札を渡したり向こうから歩いてくるマドンナにドギマギしたりするがいよいよ松山中学に到着する。パナマ帽に蝶ネクタイという出で立ちで人力車を乗り付けたのはいいが出迎えもなしでみすぼらしい当直と小使いが居るだけだった。

   翌日校長と教頭に面会し個性的な教師陣に挨拶する。旅館生活は高くつくのですぐ数学の山嵐が15円の下宿を紹介してくれた。

    この後のストーリーはラノベと言っても違和感はない。終わりまで見たが坊ちゃん役に池部良、マドンナに岡田茉莉子という配役でまあ悪くはないが美男美女すぎると思う。