虎之助の告白は突然降ってきた雷雨にあらたが逃げ出して又上手く行かなかった。伊香保では鉄之介と小雪が温泉旅館の和室で夕食の卓を囲んでいる。ビールを注いだ所で雷が鳴り停電になるが雷が苦手な鉄之介は座卓の下に隠れてしまう。このことがもとで小雪がやっぱり結婚をやめると言って帰ってきた。
龍之介は近く京都に行き章子と話をすると言うが虎之助は自分が京都に行くという。今回の章子のことは自分の縁談が原因ではと思っているのだ。だが病院では虎之助がお見合いをしに行くという噂が広がる。あらたは口では強がりを言うが心ではしょんぼりしている。公園で歌を歌っていると母が来て励ましてくれる。一悶着あったが小雪と鉄之介の仲はもとに 戻ったようだ。そこへきちんとした身なりの妙齢の女性が通りかかり十病院への道を聞いて行った。母親はお見舞いの人と思いそれ程気にも止めずにいるが、あらたはガン見する。いきなり現れたこの女が虎之助の相手なのかどうか透視する勢いである。