ラブクラフト全集2

近くの書店にラブクラフト全集があったので購入して第2巻まで読んだところである。第一巻でも思ったが、この奇怪な話は史実でもおかしくないという感じがしてくるのである。第二巻の『チャールズ・ウォードの奇怪な事件』も微妙に実在の人物と関連性があるし、魔女狩り事件はその頃の史実である。地元民が事件そのものを必死で隠蔽したなら歴史から消え去ってもおかしくはない。

 かといってやはり今の世の中はそういうものの心配がなく生活できているので、史実でない方がいいに決まっているのである。