ふぞろいの林檎たち 第七回

    カローラでぶっ飛ばす健一。陽子に会えない理由をやっと話す。日曜まで会えない二人だが別れるつもりは無いようだ。良雄が夏江のアパートを訪ねる。健一は普通の会話をしていたが夏江は泣き出した。優しく接すれば何とかなると思っているとするとそれは甘い。

     良雄の母親はお手伝いさんと日曜日に鎌倉に遊びに行く。兄は良雄が就職活動もせず人の手伝いにかまけていると注意する。良雄と実はこれから就職活動を始めるようだ。昨日まで女の事ばかり考えていたというのに。放課後実は目をつけられていた後輩たちにボコボコにされた。綾子が傷の手当をした。

   晴江は結婚相手を見つけようとサークルに入ってみたという。だが陽子だけが相手を見つけてラブラブなのを見ると嫉妬の念が湧いてくるのであった。姑の計略が明らかになる。兄とお手伝いさんを二人きりにして兄を落とそうと仕向けるのだった。だが兄も真面目だった。正直に心の内を述べるがお手伝いさんも何か頑固である。

   陽子は確かに意地が悪い。先回りして相手の心理をズバリいう。あまり考えずに話す健一はちょっとついて行けない。これは相性が悪いのではないか。良雄が修一を訪ねる。また同じことを蒸し返すのだが修一は茶を入れて話を聞いてやった。