人間が年老いて病気になって死んでも会社が時流に取り残されて潰れたとしても其れは諸行無常の範疇でありさほど衝撃的な事ではない。だが子供が訳のわからない理由で死んだりある日突然自分が死ぬ運命に突き落とされたりする事が現実にはある。こういうのを諸法実相と言ったりする。
未来予測は不可能と良く言われるがコンピューターによる天気図の予測図を見ていると近傍の未来は予測可能だなと思えてくる。だがそれには多くの観測ポイントとパラメーターに関する時間を含む式が必要だ。
人間界における諸法実相は多くは予測不可能のように見える。自分の与り知らぬ所で起こった現象が見えないまま突然自分の前に現れる。これが諸法実相の正体である。観測ポイントが多くて全体が俯瞰できていれば回避可能と言えなくもない。言えなくも無いが自分の観測ポイントが目の前だけであり自分の実在が世界に開いている限り危険は日々起こりうると考えられる。
昨日は気象庁によると関東地方に大雪が降るとの予想だったがxバンドMPレーダーの図と気温の予測で我々でも見当が付く。結局最初は雪で徐々に大雨に変わった所を見ると気温の予測が気象庁は不正確だった訳で或いはそこに政治判断を入れたのだなと考えられなくも無い。