マンハッタンに住む裕福な若者のパーティーが一瞬にして修羅場となる。謎の巨大怪獣が夜の街を破壊しそれに対し米軍が必死で攻撃するが怪獣は倒れず多数の子怪獣を吐き出しそれが伝染病を蔓延させる。米軍は攻撃の時限を設定するがとうとう撤退し大規模空爆に切り替えて事態を収束させるという筋立てになっている。
映画の一部始終は国防総省の映像資料を再生した物でこのビデオはマンハッタンの橋の下の瓦礫に埋もれていたという。中身はバーティーの主催者のプライベートビデオであり修羅場と化した市街を逃げ惑いながら重要な物を全部映しており、遂には生存を諦めた撮影者達の最後のメッセージで終わる。
自分の世俗的な悩みでいっぱいの主人公とその友人達がわけがわからないまま信じられない状況を目撃し逃げ惑いながらビルに閉じ込められた友人を救出するも怪獣と米軍にやられ一夜で全滅するという何ともリアルな疑似ドキュメンタリーフィルムに仕上がっている。怪獣物はこうでなくてはと思いながら観た。