前略おふくろ様 II 第11回 (1976)

枕の寸劇。サブと政吉が顔を付き合わせて招待者のリストを作っている。クリスマスイブに店を貸り切って男女7対7のパーティーを開くという。政吉はコインランドリーで知り合ったアイ子を呼ぶつもりである。

奥手の政吉はサブにアイ子への電話を頼む。ところが電話するとその夜アイ子がサブに話があるという。待ち合わせのスナックで話を聞くと行きたいけど政吉の事が嫌だと言う。元々サブの方に好意が有ると告白されてしまう。海ちゃんは父のパーティに呼ばれていて欠席するという。お嬢さんを呼んだことで女将がカリカリしている。お嬢さんもユミからの電話が原因で激怒する。半妻も何故か来れないと言う。

いよいよ24日になる。現れたのは出稼ぎに来ている一郎兄さんである。すでに泥酔している。サブに会いに来たと言う。家族に買ったプレゼントを抱えている。サブは駅まで送って行った。会場ではダンスミュージックがかかり女性陣が踊っている。どんどん盛り上がっていくがサブ、政吉、利夫、赤提灯のマスターは沈んでいる。政吉が板前を辞めたいと弱音を吐く。アイ子も海ちゃんも来ないのでサブの責任問題になる。夢破れた若い三人の昭和51年のクリスマスイブである。遅れて来た半妻に利夫がイチャモンをつけ乱闘になる。その後サブと半妻はオカマバーに行く。

サブがアパートに帰ると葉書が来ていた。かすみちゃんからの喪中ハガキだった。クリスマスおめでとうと書いてあった。