この映画は1993年の配給収入一位で、22億2000万となっている。
児童を対象とする映画としては良く出来ているのでは無いだろうか。怪獣で心を鷲掴みにし科学のテイストがあり、環境問題、夫婦問題まで織り込んであるので中学位までは守備範囲に入るだろう。特撮技術は手堅いもので破壊シーンがふんだんにある。ゴジラとバトラは着ぐるみのようだ。登場人物が富士山噴火?と言えば富士山の絵が出てきてゴジラ?と言えばゴジラが現れる。現実では何が実際に起こっているのかはわからないし戦闘でも相手は見えないことが多い。モスラもバトラも善意と自己犠牲で行動したが現実ではそんなことは一切起こらない。世の中はもっと複雑で利己的なのだ。児童らにとっていつ現実を知るのが良いのだろうか。
怪獣が大暴れすると実際にはこうなるという映画に「クローバーフィールド(2008)」というのがありこれにはとても感銘を受けた。