吉田秀和 名曲のたのしみ 2012年5月26日放送分

今日は試聴室。シューベルトのシンフォニー第1番と2番を聴いて見たいと思います。シューベルトは31歳と言う若さで死んでしまいましたけれども、その短い生涯の中でシンフォニーは8曲書きましたね。若い頃の1番2番といったものはほとんど演奏会には載りません 。けど、こないだ僕久しぶりにいわゆるピリオド楽器による演奏で聴いて見たらとても面白かった、とても新鮮に聴こえたそれで、あ、これは皆様方と一緒に聴き直してもいいなあと思ったんで今日はそのプログラムを採りました。最初にシンフォニーの1番、ニ長調、D 82というのを聴きましょう。シューベルトが、全寮制の学校ですがね、そこで音楽を勉強したわけですけどもこれ書いてすぐ学校を出ちゃったから卒業作品と言ってもいいかもしれません。そのころは彼はハイドンモーツアルトのいわゆるウィーン古典派の音楽を手本に勉強してたわけですがこのシンフォニーもその跡が残っています。けどやっぱりシューベルトシューベルトでなければ誰もやらないような音の扱い方もこの第1シンフォニーでも聴かれると思います。いちばんの特徴は爽やかな明るさですねえ。シューベルトのシンフォニー続けて聴きましょう ダヴィッド・ジンマンの指揮したチューリッヒのトーンハレオーケストラの演奏です。〜音楽〜

今聴いたのはシューベルトの第1シンフォニー、今度は第2シンフォニー変ロ長調D 125、これはベートーベンのエロイカと第九シンフォニーに次いで最も長いシンフォニーだったと、その頃はね、同じく4楽章からできてますけれども、そして長い割には第1シンフォニーほど、なんていうかなあ、気持ちも良さがずっと通ってるてんじゃなくて、他のものも少し出てきているようなもんです。第3楽章は抜きましょう。時間の関係で。それじゃジンマン指揮チューリッヒトーンハレオーケストラの演奏でシューベルトの第2シンフォニー聴きましょう。〜音楽〜

今聴いたのは云々。今日はその前に云々を聴きました。演奏してたのはジンマンていう人、そしてチューリッヒトーンハレオーケストラが演奏してました。それじゃあ又、さよなら。

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