ふぞろいの林檎たち 第一回 (1983)

    冒頭のシーンは都内某所で行われているコンパの情景。東大、慶應医学部のネームバリューで女子大生をかき集める類のサークルだ。実態としてはスーパーフリーの早稲田の方がもっと悪だったようだが。これに対比して登場人物の男性は四流大学の同級生である(国際工業大学)。ハナからコンプレックス全開の良雄(中井貴一)と実(柳沢慎吾)、そうでもない健一(時任三郎)が登場して教室で会話する。憧れのキャンパスライフの現実を突きつけられたような切り口だ。

    良雄の実家は都内の酒屋で兄が継いでいるようだが口達者なかあちゃんが切り盛りしている。大学から帰った良雄を配達にこき使っている。三人はワンゲル愛好会を作り外部の女子大生を集めようとする。すると三人来た。二人は津田塾大だというが後で嘘とわかる。嘘をついたのは陽子(手塚理美)と晴江(石原真理子)である。その日は三対三のコンパになった。    

   実の実家はラーメン屋である。母親は息子の事を期待している。ラーメン屋は継がせないつもりだ。逆に父親は息子の事がわかっている。実は今日会った女達を反芻する。どうやら陽子に気があるようだ。 

     三人が津田塾大に突撃して情報を収集する場面がある。津田塾大のロケでは実際の学生にセリフを言わせているようだ。良雄の兄は病弱の妻を抱えて苦労している。かあちゃんが離婚しなさいと兄に言うが真面目な良雄はそれに反発する。

   次の日曜日高尾山にみんなで行くはずのところ二人から断りの電話が入る。ちゃんと来たのは綾子(中島唱子)だけで良雄がお相手する。綾子は容姿にコンプレックスがありその分勉強したという。良雄は勉強はしたが大学を落ちまくったのだという。綾子は秀才風の良雄の事が気に入りこのまま帰りたくないと言う。ブスに捕まりたくない良雄は逃げ出して歌舞伎町の風俗に行く。美人に抜いてもらったようだ。 

    32年前の初回放送を確かに見たと思う。いくつかのシーンは見覚えがある。