映画 バード (1989)

音楽ファンなのに音楽映画を避けてきたのは観るのにエネルギーが要るからだろう。今回も長さに苦しんだが何回かに分けて観た。

これは簡単に言えばバードことチャーリー・パーカーの伝記映画である。題名から想像がつく。クリント・イーストウッドの監督・制作によるものである。エピソード的には幼少期、青年期、全盛期、晩年とほぼ網羅されており、古き良き時代と演奏が再現されたものになっている。

カンザスシティから出てきてニューヨークで一流ミュージシャンになったチャーリー・パーカーはチャンという伴侶を得て、ある程度生活を確立するところまで来るが、その後転落する。自殺未遂や精神病院でのやりとり、ディジー・ガレスピーとの交流が描かれている。演奏シーンは楽しいものだったが、どうもチャーリー・パーカーの実演の音源と新録音の伴奏がミックスされているらしい。監督の意気込みとこだわりが感じられる。

チャーリー・パーカーがすぐれた演奏家兼作曲家であることがこれを観てよくわかったのである。