カザフスタンのクーセクという村にボラットが登場し村人と家族を紹介する。クーセクはボラットの故郷、ボラットはカザフスタン国営放送のレポーターである。これからアメリカ合衆国に研修に行く。プロデューサーのアザマットと共にJFK国際空港に到着する。
地下鉄に乗りもの凄い田舎者ぶりを発揮し、街に出ては顰蹙を買いまくる。翌日ユーモアの講義を聴く。ボラットの繰り出す下ネタはアメリカでは受けが悪い。次の日もインタビューに出かける。フェミニストに話を聞くが上の空で昨夜テレビで見て一目惚れしたパメラの事を尋ねる。彼女はカリフォルニアにいると聞き早速行く事にする。
二人は中古車屋で700ドルのデリバリーバンを購入しワシントンへ向かう。ミシシッピー州ではテレビ出演を果たす。ロデオ大会に出て変な国歌を披露するがブーイングが起こる。アトランタに到着する。ホテルで宿泊を断られB&Bに泊まろうとするが、オーナーがユダヤ人と知り、殺されないかと怯え出す。ゴキブリの侵入にパニックになり逃げて行く。
マナー講師に食事マナーを学び会食に臨む。変な振る舞いを仕出かし顰蹙を買い警察を呼ばれてしまう。骨董品店では商品を壊し弁償させられる。ホテルでは全裸で走り回りつまみ出された。二人はケンカになり翌朝アザマットが消える。取り残されたボラットは何とか学生のキャンピングカーに乗せてもらう。 ビデオを見てパメラがバージンでないとわかりボラットは泣いて歩き出す。野宿し次の朝キリスト教の集会に紛れ込む。信者に告白し術を施され元気づけられた。
カリフォルニアに着くとアザマットと再会できた。翌日パメラのサイン会に出て強引に結婚しようとするが取り押さえられる。取材旅行はこれで終わり。ボラットはバスでニューヨークに戻るが途中で出会った売春婦を連れて帰って妻にしたというオチになる。