と言ってもNutube アンプの新作を作るだけである。Nutube の愛称で知られるこの素子は6P1という型名を持つ直熱三極管なのである。
±15Vで動作するこのプリメインアンプはやはりなかなか面白い音がする。今回±40Vで動作するアンプを設計してみよう。
前回と比べて負荷抵抗を大きく設定する。最大損失ギリギリまで攻めた設計である。
ヒーター電流は定電流化してあるので、焼き切れる心配は少なくなっている。20mA以上流してはいけない。スイッチングダイオードの数でバイアスが変更できる。3個だと+1.8Vである。アンプ回路はシンプル化し、出力リレーは機械式から電子式にグレードアップした。