2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

BS ドキュメンタリー 私の村は燃えている インド (2014)

インド北部ジャリア。1896年に石炭が発見され農業中心の村から炭鉱の村になる。何故だか今ではスラム化している。1970年代からBCCLという国営企業が露天掘りの採掘を進めて行った。村は採掘の穴やボタ山の増加で住めなくなって行く。石炭の自然発火も続いて…

映画 私の男 (2014)

私小説風の標題だが始まりはドキュメンタリー風だ。津波による被害で避難民となった少女。少女の名は花。場所は奥尻島だ。避難場所には遺体が並べられ外にはヘリの舞う音が聴こえる。少女が歩いてゆくと海上保安官の男に声をかけられる。遠い親戚の淳吾だ。…

DVD 負の遺産 アウシュビッツ ビルケナウ (2008)

アウシュビッツ強制収容所の廃墟の映像を環境音楽風のBGMとともに流し続けるユニークな作品だった。画面が暗くて気持ち悪いのは彷徨える魂の表現なのか。残響を伴う水の音が効果的に使われている。 さすがにアマゾンのレビューでの評判は芳しく無い。

昔流行った?CDの音質改善技法

準備するもの 失敗してもかまわないCD 三菱ポスカ黄緑 太字 キッチンテープ 方法 CDのレーベル面にキッチンテープを貼る その上をポスカで塗りつぶす CDの信号面は下図のように塗りつぶす 要するに信号面以外は黄緑の塗料で覆ってレーザー光(赤色)の反射…

日本語入力

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NHK BS 京都 庭の物語 千年の古都が育んだ空間美

京都造形芸術大教授 尼崎博正氏のコメント NHKアナに京都の庭について聞かれて答えている。 何と言っても京都は1000年の都でしょ。ですから深い文化的な土壌の中でしっかりと伝統を継承して行こうという雰囲気がありますね。庭というものはただ見るだけじゃ…

山地酪農

テレビを見ていたら村上春樹の羊をめぐる冒険に描かれていたのと同じかと思える放牧地が映し出されていた。主に乳牛を飼いチーズを造っているが羊もいた。 放牧地の場所はこちらである。恐るべき秘境だ。 参考写真

秋の善光寺

出発前の庭。妻と二人で車で出かけた。 裏側から入ったようだ。 本堂 表参道で昼食と買い物を楽しんで、美術館に寄って帰った。横井弘三と東山魁夷の展示が催されていた。

映画 帰らざる日々 (1978)

主人公の辰雄は飯田市の工業高校でのんびりやっていたがひょんなことから科の違う隆三と友達になる。隆三は両親を亡くし叔父の世話になっているのだが、辰雄が憧れている美人ウェイトレスのいとこだった。辰雄には元同級生でバーで働く由美という彼女もいる…

NHK BS カラーで見るスターリン (2013)

人民の親愛なる父と呼ばれたヨシフ・スターリンの悪行を暴くフランス制作のドキュメンタリーである。スターリンは自国民を100万人処刑し、1800万人を強制労働させ、700万人以上を餓死させたと云われる。 ヨシフは靴職人の息子として生まれ正教会の神学校に…

NHK BS 天国には行かせない ISと戦うクルド人女性部隊 (2015)

2014年11月の状況。シリア北部の前線でISの戦闘員が捕虜になりイスラエル人ジャーナリスト、イタイ・アンゲルが彼らにインタビューする。人をたくさん殺したという。南向きに座らせ切れないナイフで首を切るという。今回の取材の始まりはまずジャーナ…

C2193 HCAヘッドホンアンプ

2SC2193は沖電気製のシリコントランジスターだ。メタルキャンタイプなので中を覗くことができる。半導体チップにワイヤーがボンディングされている。 このヘッドホンアンプは今年の3作目になる。 すんなりと動作した。作りやすいアンプだ。音質は史上…

映画 暴力脱獄 Cool Hand Luke(1967)

ルークが夜中の街でパーキングメーターを工具を使って切り落として歩く。たちまち警官が来てルークは監獄に入る。このルーク(ポールニューマン)という男は元軍人で監獄に入ってもちょっと浮いているというか何を考えているのかわからないところがある。あ…

映画 ボラット (2006)

カザフスタンのクーセクという村にボラットが登場し村人と家族を紹介する。クーセクはボラットの故郷、ボラットはカザフスタン国営放送のレポーターである。これからアメリカ合衆国に研修に行く。プロデューサーのアザマットと共にJFK国際空港に到着する。 …

岸辺のアルバム 感想

このドラマのメインテーマである主婦の不倫については肯定的に書いているわけでも無い。事実家庭は崩壊寸前まで行ったし本人の持つ罪悪感、子にもたらす嫌悪感は実際にはどうにもならない。ただ若い律子は家庭を顧みない夫に責任があるような事を言う。癌で…

アフガン関連ニュース 8

【ニューデリー時事10月3日】駐アフガニスタン国際部隊はタリバンに一時占拠された北部の都市クンドゥズでの軍事作戦中、米軍が10月3日未明、国境なき医師団(MSF)の病院を誤爆したことを明らかにした。MSFは3人が死亡、30人が安否不明と発表した。またMSF…

アフガン関連ニュース 7

【ニューデリー時事 9月30日】アフガン政府によるとタリバンに占拠されたアフガニスタン北部のクンドゥズの奪還作戦が政府治安部隊により9月29日から行われそれによる死者は30人、負傷者は200人を超えたという。タリバンが占拠した州立病院は機能しておらず…

岸辺のアルバム 最終回

避難所で住民たちが市の職員に食ってかかる。市が自衛隊の出動を要請したのに堤防は無事と言うからだ。疑心暗鬼の状態である。謙作と則子は貴重品を取りに行くと言って家に戻る。興奮した謙作は籠城を始めた。執着心が湧いたのか死んでも家を守るという。則…

岸辺のアルバム 第14回

駅でいじけている謙作に突如腰痛が襲い救急車で入院することになる。友人から知らされた繁は急遽帰宅すると謙作は家で寝ていた。見舞いの繁に対し謙作は説教する。建前に終始する謙作に対し繁は本音の生き方をぶつける。これはなんとも潔い正論である。 会…

岸辺のアルバム 第13回

哀愁の紹介で繁は料理屋の住み込みで働く事になる。日頃の交友関係がこういう時に役立つ。謙作は商談がまとまりホッとしていると部下のOLが残業をしている。家に帰りたくない謙作はOLをバーに誘う。今夜泊まろうと云うがOLの方が拒否をした。片思いの…

埴谷雄高 死霊 その6

首猛夫は自己の妄想をギリギリまで絞り出してとうとう死の社会学という概念を得る。これと黒田健吉の無限大の逸脱、三輪与志の虚軆、それに矢場徹悟の考えている何かを合わせれば大思想というべきものになるのではないかと首猛夫は眼を輝かせながら思った。…

岸辺のアルバム 第12回

担任のアパートを則子が訪ねる。繁の変調の事で相談である。繁は大音量のハードロックをかけて部屋に閉じこもっている。担任と繁はスナックで面談する。繁は家をめちゃくちゃにするんだというが理由は言えない。担任は繁が恵まれていると指摘するがその平穏…

岸辺のアルバム 第11回

OLの話は謙作が会社で行っている悪事のことだった。東南アジアの女性を社員として雇い日本でホステスをさせると云うものだ。ここは原作を改変した所で本当は死体の輸入という事だった。どっちが衝撃的と言えるだろうか。よくわからない。繁は謙作の部下を呼…

埴谷雄高 死霊 その5

かつての旧制高校時代に寮の小図書館に居住していた黒川健吉は都内の大学に進学したが今は郊外に屋根裏部屋を借りて一人で住んでいる。大学へはほとんど行かず昼間は寝て夜になると徘徊するという毎日である。近所に住む朝鮮籍の人物と懇意になり時々挨拶を…

岸辺のアルバム 第10回

律子が妊娠して落ち込んでいる。繁に担任を呼び出させて相談する。遠回しに言うが要するに話は堕胎手術の同伴という事だった。担任は当惑し繁は激怒する。律子は返事も聞かず逃げ去っていった。 担任は結局協力してくれて律子を友人の婦人科医に連れて行っ…

岸辺のアルバム 第9回

ジャニス・イアン自身はモーリス・ラベルの音楽性を目指しているというアーチストであるし、ウィルユーダンスの音楽が掛かると何か高尚なドラマのように錯覚するが謙作と律子のストーリーはわりとベタなものだと思う。 さて繁は夜の電車に乗り外人の所へ向…

埴谷雄高 死霊 その4

墓地へ向かう自動車の中で首猛夫が夫人に解説する。与志が取り憑かれているのは取るに足らぬ玩具だが、その玩具が一度悪魔になると若者にとってはそこから抜け出る事は難しい。抜け出るにはさらに大きな悪魔が必要になると云う。今度は悪魔について解説を始…