ドラマ

大河ドラマ 篤姫 (2008)

朝ドラを一つ通して観たので、今度は大河ドラマを見ようと思う。ちょうどNHK BS で再放送されている篤姫を録画して通して観ることにする。 オープニングの音楽もオーケストレーションが素晴らしいし、50回聴くことになるが、それは耳の鍛錬になるだろう。桜…

ドラマ たとえあなたを忘れても (最終回)

次はもう最終回だった。ここまでに空がわざと記憶を無くしたフリをするという変化球が飛んで来たが、急転直下収束することになる。美璃が空に結婚を申し込んだのだ。これは猛烈に時間を短縮したことになる。 美璃と空が結婚する意志を示すため、美璃の母の許…

ドラマ たとえあなたを忘れても (2023)

全何回まであるのか今の段階ではよくわからないのだが、8回までみたところである。お洒落な神戸が舞台となっており、現代の若者の生活、仕事、恋愛を描きつつ、精神障害がテーマの一つとなっている。うつ病、統合失調症ではなく、解離性健忘症というもので切…

ドラマ Yの悲劇 (1978)

エラリー・クイーンの小説を翻案し、フジテレビが全6回のドラマにしたものである。日本映画専門チャンネルで放映したものを録画しておいたので、今回視聴した。 舞台は蒲郡の矢ヶ崎家のお屋敷となっていて風光明媚なところである。これだけみていると江戸川…

NHKドラマ あまちゃん (2)

あれから見続けて148回くらいまできた。一朝一夕には成し遂げられない事はこの世には多々あるが、これもその一つである。北三陸から東京へ、東京から北三陸へと舞台が変転するが、理由づけがそれなりにある。よくできている脚本だ。登場人物は生き生きとして…

NHKドラマ あまちゃん 全156回 (2013)

再放送を(大体全部)録画して観る事にした。一生に一度は大河ドラマと朝の連続ドラマを録画して観てみたいと考えるようになったからだ。あまちゃんはうってつけの作品である。 長いのであらすじを語るのはやめておいて、思ったことをつらつら書いてみると、…

ドラマ カラダ記念日 (1989)

出所したばかりのヤクザ(小林薫)がたまたま知り合った女子大生(有森也実)に付きまとわれ都内でデートしたり、逃避行を繰り広げたりするが、最後は敵のヤクザに殺されることもなく、平和的に終わるというドラマである。 随所にヤクザ映画のパロディと共に…

ドラマ 過去を追う女 (1994)

東京と函館を舞台としたサスペンスドラマである。監督は井筒和幸、主演は新婚夫婦を演ずる南野陽子、渡辺いっけいで、他は充実した俳優陣で固められている。発端は一本の電話で、妻の律子が元カレがいる都内のホテルに呼び出され、情事が行われる。その直後…

ドラマ 戻って来ていい? ー敷居ぎわーより (1986)

一人で暮らしている父(山村聰)の元へ、三十代の娘直子(いしだあゆみ)が里帰りする。夫(小林稔侍)と喧嘩して帰ってきたのだが、何か思い詰めているようなそぶりである。直子は父の世話をしながら、お隣の幼馴染の浪人生(柳葉敏郎)と仲良く遊んだりし…

ドラマ イラク人質の妻たち (1991)

1990年のイラクによるクウェート侵攻は日本人にとっては寝耳に水だったに違いない。日本大使館に集合し待機していたクウェート在住の日本人家族245人がイラクに連行され、人間の盾として各地に分散収容される。だが婦人と子供、病人は日本への帰国が許される…

ドラマ 離婚届 (1986)

熟年夫婦の離婚の危機とはいうものの、姑の死後1年経ってから、庭の桜の樹を嫁(杉村春子)が切ったことが直接の原因というのは、あまり得心の行くものではない。夫(北村和夫)から見ると、妻が姑に抱いた憎しみが形に現れただけで、離婚を切り出すほどのも…

ドラマ 紙の灰皿 (1986)

スーパーで買い物をする中年男(津川雅彦)とレジ係をしていた女子大生(手塚里美)の物語である。都内のとあるスーパーで支払いのやりとりがあった後、彼女は何故か男の家について行く。彼女の口ずさんでいた歌の歌詞を書いたのは自分だという男の言葉に反…

ドラマ かたすみの椅子 (1986)

東北から上京してOLとして働いている仲子(岸本加代子)と知り合った中年男の浦さん(杉浦直樹)が、とあるバーで逢引を重ね、東京でデートするが最後は破綻するという、まあまあありそうな話である。最初の状況設定は無理矢理な感じがする。仲子は自分が働…

ドラマ 形見分け (1985)

会社役員の夫が急逝し、若い未亡人となった初美(岸本加代子)に葬儀と相続のゴタゴタが降りかかる。夫の親族から、あれこれ言われるわけだが、自分は財産目当てではないと言い、遺産相続は放棄すると言うのである。 ろうけつ染めの先生麻江(森光子)が頼り…

ドラマ 改札口 (1984)

東芝日曜劇場の一作でお見合いをテーマにしたホームドラマである。連城三紀彦氏の短編小説を脚色して石井ふく子プロデューサーが制作した。 泉ピン子扮する駅販売員と矢崎滋扮する駅員との間で生ずる、よくある恋愛エピソードに大学教授とのお見合い事案が絡…

ドラマ 獄窓記 (2005)

これは元衆議院議員Y氏の政策秘書給与の流用疑惑事件の顛末を記した『獄窓記』と言う本をドラマ化したものである。 本人が書いたものなので、真実により近いものだと考えられるが、美化もあるかもしれない。発端は関係者により仕組まれた陰謀のようなものと…

ドラマ 消えた箱舟 (1988)

ホームドラマ風に描いたSFであり、今では斬新な感じがする。 ペットフードを作る会社で管理職を務めるお父さんが、帰り道で若い女性に誘われて、人類が滅亡するのであなたの家族を箱舟に招待したいと言われる。マイホームには妻と一男一女がいて、それぞれ活…

天草版平家物語 (2)

読了した。壇ノ浦での安徳天皇入水からが長く、六代と呼ばれる子孫がそれぞれ首を刎ねられるまでの顛末が語られる。建礼門院は大原で天寿を全うした。 この本は入手が難しいが電子テキストなら読むことができる。語彙が素晴らしく豊富で、日本文学の最高傑作…

大河ドラマ 新・平家物語 総集編 (1972)

原典を全部読んでから大河ドラマを観るという昔やりたくてもできなかった事を手掛けている。大変贅沢な楽しみだ。テキストは角川ソフィア文庫と天草版になる。 この大河は新・平家物語とあるように吉川英治の小説を元にしているので、保元・平治の乱から説き…

NHK BS 刑事コロンボ 忘れられたスター 2019年3月16日放送分

中年でバリバリ仕事をする男だが風采は上がらず、現場に現れるとマイペースで容疑者を追い詰め最後は地獄に突き落とすという警部補。そういうコロンボを疑いもせず好意を持って受け入れていた若い頃。この話の初放映は1975年9月14日である。今はどうかという…

NHK BS 刑事コロンボ 祝砲の挽歌 2019年2月23日放送分

陸軍幼年学校の校長ラムフォード大佐が経営難から学校を閉校しようとする理事長を記念式典で爆殺するという物騒なお話である。最初は整備ミスによる事故であると見做されていたがコロンボ警部が登場し現場検証するとこれは殺人事件である事が確定する。その…

前略おふくろ様 II 最終回 (1977)

母の死の二週間後サブは新しい店の経営者と面談する。秀さんも立ち会っている。4月10日から仙台で働く事に決まった。 4月1日このことが川波で発表される。皆んなエッと驚く。ちょっとこじれているのは女将さんである。分田上の女将の仲介なのが気に入らない…

前略おふくろ様 II 第23回 (1977)

母の手紙の音声とともに蔵王のロッジで元気に働く母の姿が映し出される。サブは山形に居た。目覚めて窓を開けると雪の蔵王が見える。 兄弟、親戚が祭壇室に集まっている。遺影がありろうそくの火が揺らめいている。死の状況が語られる。母はゴンドラで降りて…

前略おふくろ様 II 第22回 (1977)

海ちゃんの後遺症は大したことはなく今ではケロッとしている。規則を守らない海ちゃんの事でサブが医者からしぼられる。サブから海ちゃんに言うとどこ吹く風である。 女性の実像におけるこの様な表現は流石に素晴らしいものがある。ジブリのアニメに出てくる…

前略おふくろ様 II 第21回 (1977)

海ちゃんがガス自殺を図りサブと半妻が朝気付いて救急車を呼ぶ。川波では大原麗子の記事で盛り上がっている。写真には振袖を着た大原麗子の両脇に半妻と利夫が写っている。半妻の母が仲居連中と話している。半妻が昨夜外泊したという。愚痴ではなく嫁の尻に…

前略おふくろ様 II 第20回 (1977)

タヌ子のアパート。サブが食事を作っている。タヌ子は無事に退院した。そこへタヌ子の兄がやって来る。郷里では暴れん坊だった兄にサブはビビっている。 一方海ちゃんは荒れている。今夜も泥酔して帰ってきた。部屋の前でガチャガチャうるさいので隣人が文句…

前略おふくろ様 II 第19回 (1977)

サブは新しい店に移れば給料が3倍になっておふくろ様を引き取れるのだが激しく迷っている。タヌ子の事も難しい問題を含んでいる。 おさきさんが店を移るのではという憶測が広がっている。上客から名刺を貰っているという。大原麗子がドラマの宣伝のために川…

前略おふくろ様 II 第18回 (1977)

サブと政吉がヒソヒソ話をしている。新しい店に二人と仲居のおさきさんが移籍する極秘の計画についてである。今度の日曜日サブが採用テストを兼ねて中川の店を手伝いに行く事になる。 お嬢さんがサブの給料が安いことを気にして上げて貰うよう画策している。…

前略おふくろ様 II 第17回 (1977)

早朝の市場食堂。政吉が伝票を確認している。牛丼と味噌汁が運ばれて来る。政吉が先輩風を吹かせて割戻金をサブにも分けてやりビールも注文する。サブは割戻金は受け取らなかったがビールは頂いた。 昨日から女将が宮崎に二泊の旅行に出かけているが仲居達に…

前略おふくろ様 II 第16回 (1977)

日曜がやって来た。サブは冬子お嬢さんとの約束を仮病を使ってキャンセルしタヌ子とのデートに備える。すると海ちゃんがやって来て彼氏と会ってくれと言う。 テレビ出演の件でゴタゴタ揉めている。半妻側がギャラを4万要求した事が問題になっている。サブに…